千も万もの夢を(まちゃき舞台0523昼感想その2/ねたばれ)

以下、内容についての感想になります。相当勝手なことをだらだらかいているかもと思います。ご了承できるかたのみドウゾ。






とりとめもなく書きなぐっていますので、順不同時系列無視、文章もがったがただと思います。読みにくくてごめんなさい。あと、作品の内容について間違って思い込んでいたりしたらごめんなさい。年老いますとなにぶん記憶力が、ね。



最後まで見終わって、ずるずるハナをすすりながら最初に感じたのは「やっぱりあいばくんは真摯な演技をする人なんだなぁ」ということでした。
真摯、っていう表現が正しいのかどうかは分からないんだけど・・・あの、「グリーンフィンガーズ」のときも思ったんですけど、なんていうか、まっすぐな、役柄の気持ちを客席まで届けたいんだっていう気持ちがあふれてあふれてそれがこっちに届いてくるような演技だなあって。
決して演技がすごく上手ってわけではないと思うんです。客に「一生懸命だな」なんて伝わったら本当はいけないのかも、ともおもうんです。でも、なんていうのかな、あいばくんの演技はそういう空気も込みで受け止めたいっていうか。だからといって舞台にいるのは「演技をしているあいばまさき」ではなく、あくまで「春也」だなぁと私は思える。なんかこう、そこらへんが不思議。これが彼の演技の個性なのかしらねぇ。


はっ・・・。本題はいれてませんね。。。


あのねぇ、とにかく泣いたなー!うん。
コミカルで面白い、くすくすわらえるシーンも、にこにこ見守っちゃうシーンももちろんたくさんあるのだけど、そんな中にも、大切な人や家族や友達や兄弟との暖かな絆とか愛とかであったり、夢とか希望とか命とかのきらきらしたものとか、想いのすれ違いのせつなさとか、とにかく涙腺をゆるめるエピソードが多くって。かなしくて、せつなくって、いとおしくって、とにかく涙がでちゃうシーンがたくさんあったなあ。最後のほうなんてホールのあちこちでハナをぐずぐずいわせる音がひっきりなし(私含む)。


春也くんはごく普通のおとこのこ、なのだと思いました。ピアノで挫折するという大きな傷を持っている以外は、ごく普通の。みっちゃんとのやりとりがほほえましくってもぉむふふ〜♪ってなってしまいました。リスのいる公園や春也のおうちで少しずつ近づいてく二人の距離が、いとおしかったな。一緒に住もうかって言ってるよ!このこのぉ〜!みたいな(おばちゃんか)。
みっちゃんとは悲しい別れになってしまったし、きっとあのあとはつらいリハビリが待っている。でもきっと春也は前をむいて歩いていけるんだろうなぁって思えて、すごくうれしかったです。でも、一緒に行きたいって思うよね。。。みっちゃんは春也の胸のなかにいる。ずっと一緒に。

いきなりラジオ体操をしはじめたときはほんっとおかしかったです。あと、気合注入も。手かよ!こんどは足かよ!ってなった(笑)。


みっちゃん役の上原さんは初舞台とのことでしたが、明るくてちょっとコミカルな動きをするみっちゃんを魅力的に演じていたと思います。そのはりきりっぷりもたくましい想像力も母親との別れがそうさせていたという悲しい背景があったけど、でもすごくかわいくて素敵なみっちゃんでした。実は、ってわかったときは春也とおなじくらいショックだったよー!最後、帰っていく春也を見守るみっちゃんは慈愛にみちあふれているなぁと思いました。きっとずっと春也と一緒にいるんだろうなぁ。


春也とみっちゃんのシーンで特に好きなのは、初めてお店を訪れたときの「素敵な下駄!」「それ、つっかけ」っていう一連のやりとりと、春也の夢をメモに書き留めてくとこかなあ。春也くん、温泉は混浴で水着絶対着ちゃだめだかんね!って言ってましたよねムフフ☆あーかわいい。あと「一緒に暮らそう」ってとこもすきだったし。。。最後のシーンはもちろん好きです。あぁ、きりがないなあ。


そうそう、ホームレスに配る紙袋をつくっているとき、あれリアルに競争してません?ちなみに私がみたときは・・・・ええとたしか春也が勝利してました。みっちゃんが勝った回もあったんじゃないかしらと推察してみたり。


春也の家族。お父さんはさすがですよぅ。そこにいて下駄を手入れしているだけで、背中をみせているだけで、気持ちが伝わってきて。お互いに言いたいことがなかなかすなおに言えない親子、でしたねぇ。はなちゃんはぴちぱちしてかわいい妹だったなぁ。


幼馴染ズのおふたりは、でてくるたびに笑うポイントがあったようにおもいます。特に竜ちゃん。3人+はなちゃんといると、下町の幼馴染ってこんな感じだよねぇっていう空気で、和太鼓練習してるときとか、ほんとにこにこみちゃった。お互いをからかったりしながらもいつくしんでる、っていうのが感じられた。
特に竜ちゃんのセリフやラップでだいぶ笑ったのですが、公演2〜3日目あたりで一度みていた相方さんによると、けっこうアドリブがあったんじゃないかなぁとのこと。
おやつのおはぎを一緒に食べようぜーって舞台袖から春也を誘うとこのセリフが今でも忘れられないんだけど、それもどうやらアドリブだったみたい(笑)。確かねー、「早くこないと春也の分のおはぎは私が食べることに決めました!」っていってたんだよね。ぷぷぷ。


病院シーンでの相島さん演じるお医者さん&藤田さんの婦長さんコンビもいい味でした。春也のこと、春也の事故で動揺する周りの人たちのことを大きく包み込んで、しっかりささえてあげてる存在、だったのではと思います。



こんだけだらだら書いた割に感想って感じじゃないぞう。でも、まぁ、いいかなあ。
はっきりいえるのは、私にとって、見に行ってよかったな、もう一度みたいなぁ、と素直に思えた作品であった、ということ。うん。
そう思えるってすごく大切。



最後、カーテンコールは確か3度。3度目はスタンディングオベーションになったよ。3度目のときは、あいばくんだけさいごに残って舞台セットの階段をのぼったりおりたり、でっぱったステージのはじっこまできてぐるっとまわって、まんべんなく客席に手をふってらっさいました。


以上でっす。たいしたこと書けてなくてごめんなさい。